社内研修講師　～前編～

社内の次世代管理職向け研修で、３０分枠の講師を担当することになりました。
内容は講義実施部署におまかせで、１８名のメンバー（年齢は３０代～５０代）対象です。
事業管理の話は上司から２時間３０分実施するため、私からは何を伝えることができるか？というお話です。

どんな研修なの？

以下、研修内容の一部抜粋です。期間は３カ月間、全６回のスケジュールで実施されます。

◇　今後の会社中核を担う社員の教育機会を設けて課長候補者研修を行う

◇　コスト管理・品質管理・労務管理を基軸とし、管理者に必要な基礎知識を学ぶ

◇　事業管理部（中略・・）からも各種講義をしていただき、知識・見識を深めつつ中核を担う決意を固める

◇　対象１８名は９名ずつのグループ（Aグループ・Bグループ）に分け、同一研修を実施する

冒頭にも書きましたが、事業管理担当業務の説明のほとんどは、私の上司が行います。
（上司２時間３０分、私３０分）

私からは通常業務と少し異なる視点で、何を参加メンバーに伝えるかが今回のミッションとなります。
内容はおまかせします。ということで、「これは責任重大・・。真剣に取り組まなければ！」と心を躍らせました。

何が求められているのか？

私は５年ほど前、社内管理職向け研修で「経営企画業務について」の講師をしたことがあります。
この時も自分なりに準備して、NPV（正味現在価値）やキャッシュフロー等の会計周りの話をしたのですが・・。

事後アンケートで「ほとんどの内容を理解できませんでした！」「全く面白くなかったです。」等、読んでみて「えぇっ！？」と感じるコメントがあったことを覚えています。

今回は失敗したくないので、次世代向け管理職の方は何を求めているのか？何が必要なのか？を先ず考えつつ。

営業、システム、人事など他部署の講義はきっとこんなことを行う。と事前に予測し、内容を吟味することに集中しました。

テーマは何に？

考えた結果、今回研修講義では下記の三点をテーマにすることに決めました。

①　知識を詰め込むだけなら一人でも出来るため、集合研修でしか出来ないことをする
②　面白さは出せなかったとしても、何か今後に役立つ内容で
③　講義を活用し、自分自身を明確にしてもらう

上記①～③を満たすとなると・・。
昨年の学びプロジェクトで教わった「あれだ！」というものがありました。

下記の図が「あれ」です。（ちなみに記入見本は私のモノです）

1. 縦軸に『ビジネス資本』『社会関係資本』『経済資本』『健康』
2. 横軸に『現状の満足度（点数）』『５年後の目標』『年度内の目標』『１か月後の目標』
3. 各項目を記入することで自身の目標設定を時間軸で可視化し、今後のキャリア資本蓄積に活かしていく

前半講義　終了　

4/23、4/24の２日間、講義にてキャリア記入シートの目的と趣旨を受講生に説明。
「今後の自分自身を明確にすること」と、「集合研修の良さを活かし、且つ、皆さんの今後に役立つ内容にしたい」という思いを語りました。

プラスして、「生成AIについて」の簡単な活用事例を行うことであっという間に３０分間終了しました。

次回５月中旬に行われる後半講義では６０分枠で、各自記入したシートを使用したディスカッションを行います。

後半の様子は、講義修了後の５月中旬にupします。

～後編へつづく～