50代からの人生のストーリーを描きたい方、おススメです!
- 著者について
1960年大阪府生まれ。評論家、精神科医、臨床心理士、映画監督、小説家、管理栄養士。
著者自身の勉強への動機づけもユーモアたっぷりに書いてあります。
趣味のワインに関するエピソードは、本当に勉強を楽しんでいる方だと伝わってきます。
(ワインの他に、ラーメンも相当勉強されているそうです。)
とても幅広い分野で活躍されていますが、まだまだ文化人・作家・映画監督の分野ではどれだけ成長できるかが勝負だと、本書にて記載されています。 - 定年後の仕事のためにも、五〇歳から準備のための勉強を始める
「豊かで充実した引退後の生活を楽しむためにも、五〇歳くらいのうちから少しずつ勉強を進めるべき。」
自分が今後どうなりたいか?という目標によって、もちろん変わってくる部分はありますが、変化も楽しむくらいの気持ちや余裕が欲しいと感じました。
勉強することで、思いもかけなかった自分の才能に気づく。という副産物があるかもしれません。
それもきっと、勉強しなければ起こらない化学反応です。
勉強こそが健康年齢を延ばし、実際の長生きの秘訣である。という研究結果もあり、それだけでも大きな動機づけとなります。 - 何をどのように学ぶのか?
スピード感あふれる現代社会では、今の答えが一〇年後も同じという保証は当然ありません。
「勉強はひとつの答えを知ることではなく、多様な答えがあることを知るためにある。」という記述にハッとさせられました。
私はどちらか言うと規則どおり、計画どおりに進めたいタイプですが、そういう人こそ要注意。と本書に書いてあります。
生産性の低いルーティンを壊して創造力を生むことは、会社でもよく話題になる、ビジネスにおける重要課題です(当社では焼畑改革と呼んでいます)。
ひとつの答えだけ見つけて、それが正解だという思考に陥らないためにも、勉強して知見をアップデートし続ける必要があります。 - 勉強する目的を明確にする
目的と条件を整理し、達成に向けたストーリーを描くことが重要です。
<目的>
・報酬が目的なのか?好きなことを極めるのが目的なのか?
・現在の仕事でさらに上を目指すために必要なのか?独立・起業が目的なのか?
・社会貢献が目的なのか?異性をも含む他者との交流が目的なのか?
<条件>
・最終的な目標は何か?
・目標達成までのお金、時間は、どのくらい必要か?
・目標達成のために必要なスキル(英語・パソコン・統計スキルなど)は何か?
・自分が確保できる人脈や環境、学ぶ場所までの物理的な距離は問題ないか?
今の私であれば、
現在の仕事 → アウトプットを目的とした、プレゼンテーション練習や原稿づくりの勉強
独立・起業 → 今後の主要マーケットである、高齢者向けビジネスを行なうための勉強
上記目的を持って、自分なりのストーリーを描いていくことになります。

自分のストーリーを描き、実行する力も、
五〇歳からの勉強には大切ですね!
まとめ(今回の本から教わったこと)
五〇歳からの勉強で自分のストーリーを描くことが、その後の人生を大きく左右する。
「最終的には自分の人生において悔いがない。と思うために、勉強を続けていく」
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